
今週はじまった『現代のベートーベン』(笑)こと佐村河内守さんの騒動、
面白がっていたのですが、みればみるほど怖いですね
。
氏が絶賛をきわめていた当初から、
うさんくささに気づいていた人からの指摘も少なからずあったのでしょうが、
(音楽に詳しいかた、また実際に聴覚障がいのあるかたふくめて)
NHK筆頭にテレビ局の分厚いバリヤー?に弾かれていたのでしょうね。
結局、マスコミがその気になれば
カリスマスターも天才も感動美談
もいくらでも
でっちあげ、いや作りこめるということで・・・「アイドル」(偶像)とはよくいったものです。
佐村河内さん自身、マスコミを利用する才覚があったのでしょう。
実にうまく(他者を感動させる)つぼをこころえてらっしゃるなあ
と、うならされました。
ゴーストライターの新垣さんが会見で証言なさったとおり
楽譜もピアノもできない、事実ならますます凄い「なりすまし」ですね。
実は聴覚障がいでもないとすれば、
どうしてキーワード「現代のベートーベン」がでてきたのかなと思ったら、
本来、楽器ができない人なのでしょうか。
作品のコンサートで、作者に敬意を表して
指揮やソロのパートの演奏を頼まれる機会はままありそうだし
(ファンもよろこぶ)、
全聾ということにすればなるほど回避できますね
。
ほかに、過度のピアノ演奏で腱鞘炎で手をいためた
というふれこみでつねに両手にサポーター、
指に包帯、
ピアノも指揮もしない上手いエクスキューズ、
顔がかくれるロングヘア、
喜怒哀楽の表情がよみとれないサングラス、
とてもわかりやすいですね。
とにかく、この人がどうであろうと
ご本人だけの力でここまで大掛かりな虚構のスターダム
にのしあがれたわけ
はないので、さんざんもちあげてもてはやしたすえに
奈落
につきおとす大マスコミのやりかたはいつもながら凄い。
逆に、マスコミ・メディア各社がバックアップしているうちは
誰かが怪しい不手際を指摘しても
はねかえされて安泰。
場合によっては犯罪も(おしだまっていっさい報道しないことで)
マスコミが増長させる
∑q|゚Д゚|pワオォ!!。
しかしひとたび大マスコミにみはなされてポイ
されたとたん、つごう悪いことが盛大にばらされて
あることないことふくめて汚濁のスクープにまみれる、
その分岐点がどこなのか、しろうとにはよくわかりませんが
たいていもっとも悪いタイミングで起こるようですね
。
いずれにせよマスコミはたいそう恐ろしいものです。
マッチポンプで人災をつくりあげてしまうんですね( ̄□ ̄;)!!。
カミングアウトされた新垣さんの勇気に敬意を表します。
発売中の「週刊文春」によれば、
新垣さんが発表会でピアノ伴奏をつとめた
右手にハンディがあるヴァイオリニスト志望の少女に佐村河内さんが目をつけ、
「聴覚を失い心身の不調に苦しんでいるとき
ボランティアの音楽指導して知り合った
同じく障がいのある子供たちの存在に癒され、
がんばっている少女にインスパイアされて
彼女のために曲を書き下ろし(これも新垣さんの代作、そしてフィギュアスケートの高橋選手がソチオリンピックで使用する曲)
現在まで師弟交流がつづいている」
感動的なエピソードの演出に利用しているうち
しだいに少女の両親への専横な要求がエスカレートして、
困った両親から相談うけた新垣さんが
少女のドキュメント本をだしているライターの協力えて
少女一家を守るためにカミングアウト決意したのだそうです。
業界のことはわかりませんが
新垣さんや少女一家が不当な危険にさらされることが
ありませんようにと、
そして今後の少女の幸せを祈るばかりです。
2ちゃんねる実況板ですが、佐村河内さんの感動的なNHKの特番が視聴できます。
いろいろ考えさせられました。
http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-3170.html
佐村河内さんが「感動的な自分
」を演出するために利用した子供たち、
この子たちの心の傷にならなければよいのですが・・・。
そして、木で鼻をくくったような、自作の特番へのNHKの見解。
http://www.nhk.or.jp/special/detail/2013/0331/
もう、ウッソーとうめくのを通り越してしまいます
。
うすうすでも、気づいていないはずはなく、本来
知っているくせに目をつぶりわざとやっていらっしゃるにちがいないと思いますが、
さすがは「みなさまのNHK
」ですね(^_^;)
。
騙すのはいけないけど、なるべく騙されないように、
(せめて騙されても早めにそれと気づけるように)努力したいです。
幸か不幸かこれだけインターネット
が普及すると、
メディア側もよくもわるくも消費者をごまかしきれなくなってきましたね。
ともかくとても恐ろしく考えさせられた騒動でした。

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