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2015年7月 1日 (水)

『もの』より思い出・続々

かつて実家にあった、母のミシン。

実家を引き払う家内一掃のとき、
処分してしまったのが今となってはくやまれます

ちょうど暑い時期でもあり
当時は、乳幼児の世話に追われてへろへろ(笑)
で、取捨選択のゆとりもなかった、
旧式な足踏みミシン(何十年も置きっ放しだったので要メンテ)
を使いこなすすべもありませんでした。

たぶん1960年前後に新発売の、最新式ジューキのミシン。
いかにも最新機器という感じで、
メタリックなブルーグレーの円筒形のボディー、

従来の直線縫い専用ではなく、ジグザグ縫い
やカム交換で多彩な飾り縫いができるタイプのはしり、だったかと記憶しています。

思い出のミシン1.jpg
吉田元先生の名著『裁縫ミシン』より。

ロータリー式天びんとは、
当時ジューキが採用した画期的な仕組みで、
高速縫いの機能が求められる工業用ミシンでは、
ハイスピードのうえ振動少なく縫い目の美しい、
パワフルなミシンの開発に成功したのだそうです。

思い出のミシン2.jpg

家庭用ミシンでは、残念ながら上糸かけが
かなり複雑でむずかしく、

思い出のミシン3.jpg

縫製のプロまでゆかなくても
器用なかたならどうということないのでしょうが、

思い出のミシン4.jpg

母や
まして私ごときには、まったくお手上げでした・・・。

が、工業用・家庭用ミシンともに
当時日本が世界に誇る最新鋭機種だったことにまちがいはなく、

もしいまふたたび入手できるものなら
うんと使ってかわいがってやりたい・・・
気持ちはあります
(ミシンのほうで願い下げかもしれませんが)。

いま現在もメンテナンスして愛用しているかたがいらして、
同タイプの機種が日本のどこかで今日も活躍している
と知るだけで、とてもうれしくなりますね


こここちら、このかたのブログ記事
もぜひご参照ください。

わが家のジューキミシンは、キャビネット型、
つまりボックス収納できるタイプのミシンでした。

ものより思い出1.jpg

河出書房新社刊・『団地2DKの暮らし』より。

このように、ミシンを使わないときは椅子ともども収納して
ボックスの戸をしめれば、小ぶりの棚のよう。
(わが家のジューキミシンは、ずっとこのままテレビ
をつとめていました。
さらわれたお姫さまが下女奉公させられているかのようなおいたわしさ・・・
・・・ちょっとちがうか)。

ものより思い出2.jpg
河出書房新社刊・『図説 東京流行生活』から。
やはりキャビネット。

昭和30~40年代、団地がふえて
都市生活の住宅事情がコンパクトになった時代のニーズを感じます。
いわゆる過渡期で、やがてよりコンパクトな電動ミシンが主流になり、
家庭で服を作る必要性もなくなって
現在は(一般家庭では)使うとき以外は押入れにしまっておける手軽なミシンが
ほとんどかと思われます。

結局、私は古いもの好き
というより、(新しいことがおぼえられないので(^^;))
自分がなんとかほそぼそと使いつづけることのできるもの
がすきなのかもしれません。


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