昭和のもてなし。
養護施設の地域参加型文化祭で
お父さんが後援する、毎年恒例のボランティアヒーローショー。
なやみます。
イベントではなく、イベント後に協力してくれた出演者・スタッフ
をまねいてねぎらう打ち上げのごはん。
大した献立ではないですが、毎年10人前後みえるので
満足してもらえるように、やりくりとの板挟み。
思えば昭和後期の時代は、同僚や先輩後輩を自宅に招いたり、
招かれたり・・・
わりと日常的だった感覚があります。
たぶん現在ほど飲食店が普及していなかったのと、
もちろんプロフェッショナルの「もてなし」
うけるには経済事情が・・・
も大きかったのでしょうが、
昭和のお母さんがた、主婦のみなさんは偉かったなあ
と今さら頭がさがります。
私の叔母などもそのひとりですが、
叔父が後輩一同など自宅に招くと、
理系の技術者というのはすこぶる無口で
「『こんにちは』とも『おじゃまします』ともいわずにぞろぞろやってきて、
『いただきます』もいわずにもくもくと食べ始めて
食べている間『おいしい』とも『まずい』ともひとこともいわなくて、
食べ終わると『ごちそうさま』とも『また来ます』ともいわずに
ぞろぞろ帰っていくのでぶきみでしかたない 」
・・・とのエピソードはさすがに誇張が入っているとしても
(事実なら確かに怖い、ソフトなホラーなみ(^^;))、
お客のもてなしとやりくりには、なかなか頭をつかったようです。
あるとき留学生のインド人研究者のかたをお招きして、
(インドでは牛は神聖な動物だからたべない、ぶたはけがれた動物だからたべない、どうすれば・・・)
と知恵をしぼって
香辛料たっぷりつかったスパイシーMAXな特製チキンカレーをごちそうすると、
そのインド人のかたが食後に
「とても美味しいけどマイルドな優しい味ですね。ぜんぜんからくない」
とおっしゃったので、(かんぜんにまいりました<m(__)m>)感心したそうで。
・・・なつかしき昭和テイスト、
ともかく
気のおけない仲間をあつめて
てづくりのごちそう(笑)でもてなして
にぎやかに談笑するのは楽しいですね。
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