ゆずのマドレーヌ。
ゆずの木に残ったゆずの実をつみとり、
すりおろした皮と果汁をレモン代わりに、わが家でやくマドレーヌ。
なにはなくとも(笑)無添加、無農薬。
マルセル・プルーストさんは
午後の熱い紅茶にプチ・マドレエヌのかけらをひたして
芳しく味わったときに、
『失われた過去』の記憶がつぎつぎ呼び戻されて
大作執筆のきっかけになったといいますが、
実父は
「『失われたとき』なんて、よみがえってきてほしくないね。
あたしの『失われた過去』は、
貧しい貧しい田舎でひときわまずしく育ったどんぞこの窮乏とか
勤労奉仕で造船工場に動員とか
戦後の欠乏とか
ろくでもないことばかりで・・・」
・・・たいへんな激動の時代をくぐりぬけてきた
父を、もっとたいせつにして孝養つくさないといけないな
と、痛感します。
バターや卵をふんだんにつかったホームメイドのお菓子の甘い香り
は、幸せな気持ちにさせてくれますね。
実父は「ゆずの香りがもっと強烈だとさらにいいね」
と申します。
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