表紙は語る・戦中の主婦之友。
わりに肌寒い日が多かった6月から一転、
うだるような猛暑にへたりきっている週末です。
たまってきた古雑誌の整理をしようとひっかきまわして・・・
なんとなく感無量。
1941年から1945年の主婦之友。
上段左から、1941年3月号・5月号・1942年新年号・4月号・6月号
下段左から、1942年12月号・1943年6月号・8月号・1944年3月号・1945年3月号。
1943年、昭和18年から急激にページ数が減って薄くなり、
紙質のわるさはいわずもがな、表紙画にも戦時下の窮乏が
如実にあらわれているようです。
(消火訓練? バケツリレー?)
ただしく表紙画は語る・無言の心の叫び。
こちらは同じく、1944年、敗戦色濃くなった昭和19年発行の主婦之友および婦人倶楽部。
いずれも、片手で折り曲げられるほどの薄い本誌。
銃後の女性たちのかなしみがダイレクトに伝わってくるようで瞑目するのみ。
戦争の根絶・恒久平和を祈念します。
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