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2017年2月 4日 (土)

帰天 

Photo中曽根政権下で文化庁長官つとめた作家の三浦朱門さんがお亡くなりになりました。
91歳。
『第三の新人』と謳われた同世代のみなさま、

遠藤周作先生、安岡章太郎先生、北杜夫先生たちと
いまは天国で再会してにぎやかに談笑なさっておられるでしょうか。

才色兼備の女流作家で賢夫人の曽野綾子さんとは
おしどり夫婦で知られていらっしゃいましたが、
才媛の曽野さんも30代の若いころに長期間うつ病で苦しんだり、
50代には眼病手術もあったりして
華やかな活躍のかげに、温和でスケールの大きなご夫君の支えは多大なものだったろうと察します。

現在のように高齢少子化、高齢者介護が大きな社会問題になる以前の
1980年代に「家族」と「老い」や「生」をあたたかく究明した新聞連載エッセイ
『四世同堂』は好著でしたね。

その朱門さんご自身が、近年は要介護になられ、
老々介護の当事者となられた曽野綾子さんのご苦労もなみたいていではなかったと思います
(立ち読みレベルなのですが、床につく時間の長くなった朱門さんのためにあまり外出せず在宅している奥様を気づかって、『君もたまには取材旅行にいっておいで』とすすめる夫君の優しさ)。

曽野綾子独占手記 夫・三浦朱門を自宅で介護することになって

もちろん社会的にも経済的にも一般人とは比較するべくもない恵まれた境遇に
いらっしゃるとは思いますが、

すでに文学的同志やパートナーを越えてお互いに自分の半身のような存在ですから
のこされる側のかなしみやつらさもいかんともしがたい事でしょう。

曽野綾子さんは学生時代に同じ文学グループで朱門さんと出会い、
卒業するかしないかの早い時期にご結婚されたので、結婚歳月はすでに60数年。
なんともうらやましいです(私ですら、その半分の30年にもまだとどかない(^^;))。

雑誌で若き日のご夫妻の写真を拝見したことがありますが、
映画のワンシーンのような、ためいきがでるようなお似合いの美男美女でしたね。

曽野綾子さんの『太郎物語』を下敷きにしたNHKドラマ『太郎の青春』では
ご夫妻がモデル
の主人公の両親
を長門裕之さんと岸田今日子さんが演じておられました。

どうか安らかに、
そして糟糠の奥様を天国から見守ってくださいますように。


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