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2020年5月 3日 (日)

過ぎし日の仏領インドシナ・サイゴンの夢。

古写真がみれる写真集や書籍はなかなか見つからないのですが
(もしかして日本語だから??😅😂)
検索すると昔日の興味深い動画
がたくさん出てくる、ネット💻は便利です。
(がんばって、ちょっとはベトナム語もよめるようにならなきゃ😂・・・)

 


100年前の映像と銘打たれていますが、
もっと新しく、せいぜい1930年代前後のような気がします。

自転車にまじって牛車、人力車。
今ならバイクの洪水にタクシー🚖?
しかし、道路は現在よりずっと綺麗に舗装されているような、ふしぎふしぎ😲。

手元にある新書サイズの古書『佛領印度支那』(南進社刊・1941年発行)
の口絵から(以下・同)、

1a
華僑の本拠チョロン中央市場の偉観
・・・とあるけれど、これはベンタイ市場?
佇まいは現在も面影かわらないけれど、市電が走っているあたり
21世紀現代より交通べんりだったりして😅。

2_20200507221301
安南人のアマと街頭風景
この​アマ​は、ベビーシッター、御守役でしょうか。
西洋人形のように愛らしい、フランス人のこどもたちにかしずくアマ、
現代はみられなくなった光景ですね。

 



1940年代の希少なフィルム。
国際都市サイゴンはますます発展して、
ハイセンスなファッションに身を包んだ女性たちが闊歩する。
賑わう波止場、繁華街。
モボとモガが突撃する建物はプレスルーム​。 

 





こちらは1900年から1945年と時間に幅のある動画。
王族らしき高貴な人々
から
労働に従事する一般人、
支配階級であるフランス人とおぼしきヨーロッパ系の人々の優雅な日常、

動画のラストあたりには
仏印進駐する日本軍もちょっとだけ登場。

 


コロニアルの夢はロマンティックだけど、
現地の人々にとっては過酷な日々のみ。

『佛領印度支那』には
「フランスはこれだけ天然資源の豊富な土地と二千三百萬の住民を支配してをりながら、
その支配に値する経済開発を行い住民を幸福にすることには少しも骨折っていない。
それどころか、常に経済開発を妨げ資本も技術も自国だけで独占し、住民は厭抑して文化的向上の 
芯を止める方策をとっていたのである。恰もイギリスの印度における如く、佛領印度支那は
フランス人に滋養物を供給する乳牛以外の何物でもなく、その搾取ぶりは一層苛烈であった。」
と、あります。

いっぽう、現地人について、
「・・・安南人は質素勤勉で一般に教育を尊び、社会各層を通じて読書、詩舞、音楽の趣味深く
上流者はかなり発達した藝術的情操をもっているが、一面には詐り多く賭博を好む悪風を有し一般に
経済観念に欠けている。男女ともに喫煙を愛好しキンマを噛み阿片を吸い・・・」
と、いささか相反する評価😅。


2015年に宝塚歌劇で上演された​『舞音-MANON』
は『マノン・レスコー』を仏領インドシナ時代のサイゴンで
フランス軍青年将校シャルルと踊り子マノンの悲恋におきかえた作品ですが、
宗主国であるフランス人男性の現地妻となったベトナム人女性のかなしいエピソードは
めずらしくなかったのかもしれない・・・と過ぎ去った時代が偲ばれます。

『舞音-MANON』/『GOLDEN JAZZ』


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