『チックとタック』。
かつて小中学校の国語教科書に載っていた作品。
再読したいお話
はたくさんあります。
『みかんの木の寺』、
『アフリカのたいこ 』、
『ケニアの旅』
エトセトラ、エトセトラ。
光村図書の教科書は
いま思い出しても名作が多かったなと感心しますが、
個人的に
悲しい話、読後感のつらい話、教訓ぽい内容が苦手で😅・・・、
そんなこと言ってると読みたい作品も
ひじょうに限定されてしまうのですが(苦笑)、
図書館で借りてきたこちらの本で、
大好きだった『チックとタック』に再会しました。
時計⌚のなかにふたりのこども(妖精?)がすんでいて、
真夜中に時計からとびだして自由自在にはねまわる。
安野光雅先生のハイカラな挿絵もあっていて
西洋の昔話『こびとのくつや』あたりからイメージされたのかな
とも思いますが、
作者の身近にいる子どもたち(甥姪やお孫さん?)
がモチーフかなと、口の端がゆるんできます😊。
お寿司のわさびに悶絶(爆)するあたり、いかにも子供らしい😄。
小学校低学年のころリアルタイムでみたときからずっと、
作者がどなたかも存じませんでしたが(恥)、
児童文学者の千葉省三先生と
はじめて知りました。
びっくり。
千葉省三先生の代表作
『とらちゃんの日記』
じつは大好きです😍😍。
戦前(大正時代?)の
村の子供たちの素朴な生活や心情
がみずみずしく描き出された短編集、
珠玉の作品なのでぜひ復刊をと希望します。
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