文化・芸術

2024年2月12日 (月)

OSKの『大阪ラプソディー』。

20246_20240215131801 昭和戦前、
ジャズブームに沸く大阪
で、新進作曲家の服部良太郎は
空前のヒットメーカー、
松竹楽劇部の音楽プロデューサーとしても好評を博す。

20244_20240215131801 楽劇部のスター・三笠桜子
とその後援者・織田雅道子爵。
桜子は織田家中の使用人の娘で
ふたりは兄妹のような幼なじみ。
自活の道をもとめて織田家をとび出し
少女歌劇の道にすすんだ桜子には、
ときに雅道の厚情はプレッシャーともなるが・・・

20241_20240215131801 織田雅道と同道してお店に訪れた良太郎
を気づかう女給さん。
アメリカナイズされた良太郎のヒット曲を
『敵性音楽』と子爵が毛嫌いしているのを
女給さんまでもがうすうす感じて、
不穏な空気を心配。

20248_20240215131801 戦争へと向かう暗い時代にあらがうかの如く
良太郎ひきいる
楽劇部の生徒たちはレビューにまい進。

20247_20240215131801 しかし、戦争は激化。
陸軍に任官した織田雅道は
良太郎に兵を鼓舞する『愛国音楽』をつくるよう命じる。
それはまた
舞台ひとすじに生きる桜子を護るための
雅道の配慮でもあった。
が、(もう、戦争賛美は歌えない)
と嘆き絶望する桜子。

202410_20240215131801 演出助手の五郎青年も応召されて出征。
戦地の最前線へ。

楽劇部は霧散し
空襲も激化、
「みんな生きろ、死ぬな」
良太郎の心の叫びもむなしい。

良太郎は
軍の命令で
上海で国策のための音楽活動に従事
(『蘇州夜曲』をヒットさせる)したのち
戦後なんとか帰国。

20249_20240215131801 敗戦の虚無にとらわれ
音楽活動に復帰する気力の無い
良太郎の前に、
雅道と桜子はじめ
かつての仲間たちが集まってくる。

雅道「最後の命令である。
   音楽で
   国民のため、いや
   戦(いくさ)や災い(わざわい)で苦しむ
   すべての人の心に
   生きる輝きを与えよ」


それは、一瞬のしあわせな夢。

五郎青年はフィリピンで戦死、
織田雅道子爵は中国で亡くなり
三笠桜子は戦中に病没。
・・・ふたりをあわれんだ織田家の人々が
夫婦として二人を同じ墓に埋葬、
身分違いで結ばれる事なかった二人は
死してはじめて結ばれた(とても悲しいけれども
現実にも起こりえた事かもしれない)。

夢のなかで励ましてくれた
仲間たちの恩情に報いようと
良太郎は絶望からたちなおり
その後・・・三千を越える楽曲を発表して
戦後の日本歌謡界の繁栄をきずいた。

トップスター楊琳さん扮する
服部良太郎さんが主役なので
こうなりますが・・・

トップ娘役の舞美りらさん扮する
三笠桜子さん主体だと、すこし目線がかわって
それも佳作になりそうです💗。

・・・織田子爵家に仕える
住み込み使用人夫婦の娘として生まれた桜子
は、天真爛漫な愛らしさで家中の人たちにかわいがられて育った。

御曹司の雅道は、兄のような存在。
織田家のパーティーでは
雅道のピアノ伴奏で
歌い踊る桜子が、いつも喝采をあびる。

幼いながらに互いに憎からず思うようになるふたり
だったが、
雅道が桜子と結婚したいとカミングアウト
したために、一騒ぎになり、桜子の両親は呼びつけられて
きついお叱りをうける。
これをきっかけに、自分のあるべき道を考えるようになる桜子。
(ふたりは身分がちがい、住む世界がちがう。
たとえ好きでも、一緒になれる筈もない。)

自活の道をもとめて織田家をとびだし、
歌劇学校の門を叩く桜子。
楽劇部の音楽を担当する服部良太郎は、
みるみる頭角をあらわし
スターとなってゆく桜子
の素質・天分に惹かれる。

織田雅道は楽劇部の公演に出資したり、
桜子のパトロンとしてひとかたならぬ
尽力をおしまない
いっぽうで、
やはり桜子に好意よせる良太郎が目ざわりな存在。

ふたりの青年のあいだでゆれうごきながら、
桜子の本分は、あくまで舞台。
(舞台こそが私の生きる道、帰る場所。
雅道さんの恩にむくいるために、
服部先生の指導にこたえるために、
これからも私は舞台ひとすじに生きてゆこう)
と志新たにする桜子の願いむなしく、
やがて戦争が始まり、たちまち激化。

ジャズに代表される『敵性音楽』から『国策音楽』に転換することで
なんとか桜子および桜子の舞台を護ろうとする雅道だったが、
(歌も踊りも『生きる喜び』を表しているのに
『戦争賛歌』など歌えない)
と悲しみにしずむ桜子。

楽劇部は雲散霧消、
暗い時代の下で
いつも影になり日向になり
自分を見守ってくれていた
雅道の存在の大きさを痛感する桜子。
もはや身分も世間も関わりない、
雅道の愛に応えよう
と決意したとき、すでに彼女は病で
死の床に臥していた。

ふたたび舞台にたち、歌い踊ってお客を沸かせたい・・・​

戦争が終わって

争いの無い平和な時代が来てほしい・・・

と願いながら

20242_20240215131801 桜子が息をひきとったころ
雅道も中国大陸で戦死していた。
織田家の人々の厚情で
生きて結ばれなかったふたりは
同じ墓に葬られた。

戦後、服部良太郎は
そのことを知り、
桜子たちの思いを無にしないために
失いかけていた音楽への情熱を再びとりもどす。

・・・かなしいストーリーながら
ファンの紅涙しぼりそうですが
OSKや宝塚では
作品はすべてトップスターはじめ男役中心で
男役を輝かせるためにあるので
これはNGかなあ。

逆に、音楽座や劇団四季なら可能だったりして??
わかりませんが😅。

20243_20240215131801 いっそう華々しく、
ますます輝きをまし
美しさ冴えわたる楊琳さん、舞美りらさん😊。

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2024年1月26日 (金)

卒業、そしてこれからも。

2019osk_20240127110801OSK日本歌劇団

トップスター楊琳さん、

トップ娘役の舞美りらさん

の​退団が公式発表​されました。

近鉄傘下を離れて解散の危機にあったOSKが
劇団員のみなさんの努力で
独立して存続していた時代に
新人として研鑽を積み、
華々しく活躍、
コロナ禍の不運にも
100周年を迎えるスターとして美しく明るい
OSKの顔でありつづけたお二人。

今夏のレビューまで、
まだまだ終わりではありませんが、
感無量というのか、
ついにこの日が来たか
と、悄然となる木っ端ファンでございます。

トップに就任した瞬間から
トップ卒業のカウントダウンが始まる、
歌劇おとめの宿命ともいうべき
なのですけれども、

まだまだ、楊琳さんを観ていたい、

ずっと魅了されていたい💗となごりはつきません。

Osk2 『円卓の騎士』より
アーサーとギネヴィアに扮する
楊琳さん、舞美りらさん。

おふたりの活躍は
OSKの歴史に刻まれ、
そしてこれからも
新たなスター出現して
うつくしき乙女歌劇
の花咲かせてくれますように。

まずは、できるだけ観にいきたいですね。

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2024年1月 9日 (火)

ミュージカル『赤と黒』。

20241_20240117223001 8日、大阪・梅田にミュージカル『​赤と黒​』
観にいってきました。


『ロミオとジュリエット』や『1789バスティーユ』

で快進撃つづけるフレンチロックミュージカルの翻案、

音楽とダンスは期待通りすばらしかったです。


(もっとドロドロした人間ドラマかなと想像していたのですが)
思ったよりずっとシンプルで上品な恋愛悲劇で、
娘たちのみならず
義母もお気に召してくれたようです😊。


主演の三浦宏規くん、

もぎたての果実のようにういういしくて

ジュリアン・ソレルは

はまり役だなと思いました。

(あまりにも純粋な若者で・・・もう少し、野心的な部分も出してくだされば

もっとよかったかも。)

ヒロインの人妻役・夢咲ねねさんは

清楚で美しく、

公爵令嬢マチルド役の田村芽実さんは

単なるわがままお嬢ではなく

内に秘めた情熱につき動かされる激しい女性

を好演。


語り手役のジェロニモに扮する

東山義久さん、上手いなあと聞きほれていたら

それもそのはず、最近『ミス・サイゴン』でエンジニア役

つとめた実力派なのですね。


キャストのみなさまの

今後ますますのご活躍に、期待💝。


それにしても。

ジュリアンが愛したのは初恋のレナール夫人

にもかかわらず

狂おしいほどの恋心をぶつけて

全身全霊でジュリアンを愛していたのは

令嬢マチルドなのですね。

 

相思相愛とはかぎらず

愛すれば愛するほど、愛される

ともゆかない、不定形な『愛』というものの不条理。


三浦くん、

本来はバレエダンサーで、基本がしっかりしているので

今後も『舞踊劇』でどんどんフィールドを拡げてほしいです。


3_20240117223101 5_20240117223101 バレエが出来て眼力もあるので

三浦くん主演で

ぜひ『踊るクリシュナ』

とか、観てみたいなあ🥰。


20243_20240117223001 義母「この子、ハーフ?」

彫りの深いお顔なので、そういえば、そうみえるかも。

私も芸能にうとくて、じつは最近の旬の俳優さんはまるで知らないのですが😅。


韓流ファン(笑)のトゥイちゃんに

「韓流スターと比べて日本の男の子、どう?」

(これが聞きたかった😁😄)

と訊くと、

「韓流スターと同じくらい、かっこよかった😊😊」

と素直な返事がかえってきました。

(じぶんのお婿さんと同じぐらいかっこよかった

とは、言わないんだなこれが🤣😂。)

 

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2023年12月 3日 (日)

奥深き『ハムレット』。

検索すると、ほぼ毎年、
どこかの劇団やプロダクションが製作発表している『ハムレット』。

舞台劇だったりミュージカルだったり
寸劇や朗読劇だったり、形式はさまざまですが。

 

劇団BDPさまの

『​ハムレット・レポート​』、

これもいつかぜひ観たい・・・ですね。

オーディションをかねるワークショップ

に参加した若者たちが、劇中劇や有名な科白を演じながら、

劇中のキャラクターに重なる

自分自身を見つめなおしてゆく・・・

全く作品の世界観はちがうけど、

ちょっと『​コーラスライン​』を思い出しました。

ありがちな構成ですが、題材が『ハムレット』だと

いっそう奥深く、面白そう。


願わくばこれから

観劇できる機会がふえますように😊。

 

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2023年11月27日 (月)

改作・ハムレット。

20231_20231127214801 20232_20231127214801   名作の数だけ偽作あり。
というかどうかは、存じませんが😃😄。

好きな作品だとスピンオフから改変されたドラマ、
果ては二次創作(パロディ?)
まで、種々拝見したくなります。これって、『おたく』の習性かなあ😃😄。

昔は版権や著作権に現代ほどうるさくなかったせいか、
有名な作品にはいろんなヴァージョン存在する可能性があるとか。

そもそもシェイクスピアにしてからが

『ロミオとジュリエット』の原典はヴェローナの伝説、
『ハムレット』は北欧の英雄伝説『​アムレート​』

に由来するといいます。

『アムレート』の相似は継父殺害のみで、
シェイクスピアの『ハムレット』よりはるかに荒々しく殺伐とした内容のようです。

近世近代までの演劇は、お客の意向を組んで
同じ演目を日替わりに
悲劇と喜劇で上演することもざらにあったとか、

現代まで悲劇として名高い作品のハッピーエンド版も
たくさんあったのでしょうか。
観てみたい😍😊・・・。

定番の『悲劇』をハッピーエンドにするのはかなり難しそうですが、
へたすると『おふざけでないよ😣😶』とあきれるほど
白々しくなってしまうおそれもあり、
感嘆するような『じょうずなおふざけ』ならば、ぜひ拝見したいです
が、そこはやはり、『三銃士』のデュマや井上ひさし
ほどの天才劇作家でなければ望めないかも。

・・・そのデュマの戯曲『​ハムレット​』を下敷きにしたのが
トマのオペラ『​ハムレット​(フランス語読みなので『アムレ』)』なのだそうです。

ここ​と​こちら​で解説してくださっていますが、
あらすじ読むかぎり、よくできてるなあと感心。

ただしこれがハッピーエンドとは、うなずけません😅。
ハムレットが死すことなく王に即位するという結末
のみで、ハッピーエンドに分類されて作品の評価も低くなった・・・
のだとしたら、とても残念です。

『​オペラは手ごわい​』で著者の岸純信さんは
『トマの大胆』のコンテンツを、こう締めくくっておられます。

・・・父の敵を斃したとはいえ、不義の母は修道院に向かい、恋人オフェリは狂い死に、

その兄ラエルトの憎しみを受けるアムレットには、もはや平安の時は訪れない。

心の拠り所をすべて失った彼は、真の孤独を抱えつつこの先の人生を全うしなければならない

のである。人々の歓呼の声が盛大であればあるほど、王子の虚しさもいっそう鮮やかになる。

それはまさに、オペラだからこそ描ける真実味。原作を超えるその無常観は、いまも

色褪せてはいない。

ここまでドラマティックではないにせよ、
私たちが普遍的に「生きる」こと自体に、どこか通じるものがある
と思うのです。

傷つけたり自分も傷ついたり、
好意もっている人をなぜか苦しめて悲しい別離になったり、
つまらない誤解から他者の理不尽な憎しみを受けたり、
愛する誰かに先立たれたり・・・

それでも、気に入らない相手だからといって簡単に命奪うわけにもいかないし、
自ら命をたつわけにもいかず、
生命果つるまで悲喜こもごも、運も不運も抱えながら生き続けねばならない。

劇のエンディングのように華々しく死すことはできない
けれども、真摯に生きるなかにこそ、ささやかでもよろこびや希望の灯を見出すときもある。

トマ版に準拠した

『ハムレット』、

『ロミオとジュリエット』や『1789バスティーユ』

でヒットつづけるフレンチロックミュージカルで

ぜひ製作してほしい、

翻案してわが国でも上演してほしい

と願います。

かなり本気です😊。


ところで、
まるっと(笑)、ほんとに文字通り『​ハッピーエンドのハムレット​』も
存在するそうで、

検索したかぎりでは​2014年​と​2021年​に上演されているようです。

画像の文字が小さくて見えづらいのですが

どちらも脚本・演出・振付『中山眞弓』さん
とおっしゃる同名のかたなので、同じ作品(キャストはちがうのでしょうが)
の可能性高いかなと。

記事拝見すると、楽しい内容のミュージカルでコメディーなのかなと、想像します😊。

こちらもぜひ観てみたい・・・

トシをとって人生につかれる(笑)と、笑って幸せになれるストーリー
がいっそう恋しくなりますね🥰🥰。

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2023年11月16日 (木)

OSK・レビューin Kyoto。

20236_20231123221801 なんとじつに、4年ぶり。
京都南座の​レビューin Kyoto
に、いってまいりました!

運よく最前列の席がとれて、
同行した義母も、よろこんでくれました。

20233_20231123221801 源氏の君と女君たち。

20232_20231123221801 光源氏に扮するトップスター・楊琳さん
と女君の実花ももさん。

娘役さんのお衣装が・・・
ノースリーブワンピに打掛
という、ふしぎな和洋折衷。
無国籍またはオリエンタルっぽい??

20234_20231123221801 紫の群舞も素敵。
パープルのコスチュームは、もしや『紫式部』のイメージ?

20231_20231123221801 20237_20231123221801 OSK100周年の節目にまさかの全世界コロナ禍、
このタイミングでトップ就任した楊さんはじめ
劇団員のみなさま本当に、たいへんだったと察します。
さまざまな困難を、またひとつ乗り越えて、辿り着いた、いま現在。

スケジュール拝見するかぎり、
来年まで楊さんがトップスターでいてくださるのだな
と、とてもうれしいです😊
(できればそれより先、もっと、可能なだけ長く、トップスター
の楊さん
を観ていたい、わがままなファン心理😅)。

これからせっせと(笑)、できるだけ観劇できますように。

舞台メイクはもちろんですが
楊琳さんは素顔もすばらしく、しかも笑顔は少女のよう💗。
歌劇団を代表して挨拶なさっているのを聴くと、
役を演じていらっしゃるときの凛々しさとは対照的に、
お声も少女のままに可愛らしくて、ますます萌えます(恥)🥰。



OSKのみなさま、
どうかじゅうぶんご自愛なさって、
今もこれからも、

厳しい現実を生きる(苦笑)客の私ども(爆)に、

美しい夢を与えつづけてくださいますように。

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2023年9月26日 (火)

『うたかたの恋』~『ルドルフ ザ・ラスト・キス』

2023_20230927000801 注文した文庫本が届きました。

ミュージカル『​ルドルフ ザ・ラスト・キス​』の原作。
2017~2018年には韓国ミュージカルでも大ヒット・ロングランだったようです。

20231_20230927153601 同じ題材なのに、
なぜ『​うたかたの恋​』でなく新作の『ルドルフ~』?
とも思いましたが、
フレデリック・モートンの原作は
ベタなロマンスというより
フロイトやマーラー、シュニッツラーやクリムトほか
多才な人材が活躍した
世紀末ウィーン
の重要事件として
ハプスブルグ家の心中スキャンダルを俯瞰的に捉えているようで、
舞台化とは分けて読書すべきかもしれません。

1936年の映画『​うたかたの恋​』、
主演シャルル・ボワイエとダニエル・ダリュウ。

この御二方のお名前を聞いただけで
胸が高鳴り天まで舞い上がる心地になります(恥)😍😍。

なき父は、戦後まもないころに映画館で『うたかたの恋』
を観たのだそうで、

​「陳腐で、たわいない話だった」​​

とにべもないことを申しておりました🙄。

「なんで? 主演が凄いのに」
ときくと、

「いや、もちろん
出てくる人物はすばらしく綺麗だったよ。
内容はつまらない、

あほな美人と

あほなハンサムが

しなくていいのに
心中しちゃう
アホらしい話で」

​・・・なんか、乙女チックな夢がガラガラと
音をたててくずれていくような😅😅。​

父はつづけて、

「だって、心中しなきゃいけない必然性がない。
身分違いの結ばれぬ恋?
皇太子で国でいちばんお金持ちなんだから
愛人にはしかるべき地位と身分を与えて
お妃は本宅、愛人は愛人宅でそれぞれ運営すればいいだけなのに。

だから本当(の史実)は『心中』ではなくて
『暗殺』だろう(あっさり)」

ううむ、ごもっとも😷。


ともあれ、帝劇で上演された『​ルドルフ ザ・ラスト・キス​』、
ネットのコメント欄みても
多くのファンが再演およびDVD化望んでおられるようで。



私も・・・、
ぜひソフト化してほしい、
願わくばDVDもだしてほしいし
動画配信もしてほしい、
NHKで放映もしてほしい・・・

そして
主演おふたりの息の合った二重唱で
素敵なナンバーに聴きほれて
身を焦がす熱烈な純愛にキュンキュンしたい🤣🤣🤣
と切望します😂😂😆。

(なんだ、いいたかったのはそれか(恥)😅😅)

 

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2023年9月 1日 (金)

水辺の乙女。

20193_20230902170301 『ハムレット』のヒロイン、オフィーリア。
父王謀殺の復讐せんがために
猜疑心にとらわれ狂気をよそおうハムレットに
つらくあたられた上に
(誤解からくる不運で)父親の宰相ポローニアスをころされた
ショックで
正気をうしなった彼女は、王城からぬけだして
野をさまよったあげく、
川におちて落命します。

野の花できれいな花環をつくり、花環を枝にかけようと
川べりの樹によじ登ったとたん、枝は折れ、
花環とともに川におち、しばらくは古い歌をくちずさんで
水の精のようにただよっていたものが、
やがて川底に引きずり込まれて儚くなった・・・


哀切な場面で、
ラファエル前派はじめ19世紀の多くの画家が好んで
題材としたのもうなずけるのですが、

意外にもこの場面、
シェイクスピアの原作では
ガートルード妃の言葉として語られるだけで、
劇中には登場しないのだとか。

オフィーリア画
の最高峰であるミレイの傑作はじめ、
画家たちが心血そそいだ名作
を集大成したら、圧巻の画集になりそうです。

もし出版されているのをご存じのかたいらっしゃれば
どうかぜひ、ご教示こうしだいでございます。

20193_20230902170301 ミレイのオフィーリア。

20191_20230902170301 アーサー・ヒューズのオフィーリア。
水はにごり、咲く花もなく・・・
ゴシック・ホラーのように不気味で奇怪なムード。

20231_20230902170401 これもアーサー・ヒューズ。
同じ人が描いたのに、
表現がまるで異なりますね。
草冠で着衣に草花がからみつき、
どこか焦点のさだまらぬまなざし、
この世の者ならぬうつくしさ。

20233_20230902170401 ジョージ・フレデリック・ウォッツ
のオフィーリア。
すでに現世の人ではない端境の狂気の美
とでもいうものが、画家たちの心をとらえたのでしょうか。

20232_20230902170401 ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
のオフィーリア。

20192_20230902170301 ポール・ステックの
水底にしずむオフィーリア。

水と野辺の花と乙女。
悲しみのあまり心壊れてしまい
涙も苦しみもない死の国へと運ばれていった乙女
は、もはや俗世の人ではなくそのはかなさ、
清らかさ美しさも水の妖精のようです。
凄いインスピレーションとなり
芸術家たちのイメージをふくらませたことでしょう。

思えば、万物の源は、『水』。
ヒトふくめあらゆる生命は『水』なくては生きられない、
変幻自在でとらえられない魅力ある
反面、水害や水難のおそろしい側面もある。

『水』の不思議と神秘が、古来
マーメイドやニンフ、ローレライ等
数えるにいとまないほど
この世ならぬ美しい女性に擬せられてきたこともまた偶然ではなさそう。

20231_20230902170501 ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス
の『ミランダ』。
やはりシェイクスピアの『テンペスト』のヒロイン
ですが、
画に難破船がなければ(これも、オフィーリアかな?)
と(私なら)思い込んでしまいそうです。

20232_20230902170501 エドマンド・デュラックの『ミランダ』。
おとめの、まなざしにうつるのはなに?

2023_20230902170601 おなじくデュラックの『テンペスト』の挿絵。
水にたわむれる妖精たち。

2023_20230902170401 アーサー・ラッカムの『ウンディーネ』。
別離の悲しみをこらえて水底の国へかえってゆくウンディーネ。


・・・9月になりましたが
いましばらく酷暑はつづく予報なのだそうで。

『水の乙女』
のイメージで、かすかにでも納涼
になれば、とてもうれしいです😊。

 

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2023年5月24日 (水)

ふたりの『なつめ』さん。

​ネットで検索していて、

『大浦みずきさんの再来』

というキーワードでいくつか出てきました。

「大浦みずき」再来!

ヤフー知恵袋​でも。


歌劇団とファンの期待を一身に浴び続ける
月組スター・​風間柚乃​さん。

20231_20230527122201 現在の風間柚乃さんとおなじく?
​花組二番手スター時代の、大浦みずきさん(84年)。

大浦みずきさんにお顔立ちが似てると思います。

銀橋を歌いながら歩いているのをみると、
いつもなつめさんを思い出します。​
そっくりです。

ファンのかたの書き込みに、思わず注目。

20233_20230527122301 『華麗なるギャツビー』上演中のワンシーンより。
狂言回しの青年・ニック役を好演する風間柚乃さん。

素顔は大浦みずきさんに
似ていないと思うのですが、

20231_20230527122301 20232_20230527122301 舞台メイクで
側面からの表情は・・・あら不思議。

大浦みずきさんの本名が『なつめ』。

風間柚乃さんの伯母さまは芸名『夏目(なつめ)雅子』。

(奇しくも、惜しまれつつ若くして天界の人となりレジェンドなスター
であることも共通していますね。)


だじゃれになりますが

いわば

『ふたりの『なつめ』さん』

のオーラを背負った宿命のスターが、風間柚乃さん。

宝塚の歴史に残る大物感、
今後のご活躍にエールおくるしかありません💗。

(・・・と言いながらトシのせいですっかり出不精になり、たまにTVかネット動画で
拝見する程度の、ファンともよべないほどのしがない存在でございます・・・。)

 


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2023年3月30日 (木)

等身大な『ハムレット』。

2023_20230331134001 さる29日(笑)、大阪で野村萬斎さん演出の『​ハムレット​』開演、
主役のハムレットを演じるのは
萬斎さんご子息の野村裕基さん、

ガートルード役の若村麻由美さんはじめ
キャストも豪華。

(あっ)と思ったのは、
主演の野村裕基さんの若さ。
フレッシュでまことに等身大の『​ハムレット​』だなと感じました。

古今東西、演劇にオペラに映画に、
数えきれないほどの名優が『​ハムレット​』演じているわけですが

青春の純粋さ(未熟ともいいかえられる)と苦悩
(敬愛する父の急逝のショック、喪も明けぬうち叔父と再婚した母への憤り、
それでも母をにくみきれないアンビバレントなつらさ
を罪もない年若い恋人にぶつけてあたりちらしてしまう)
を表現するのに、やはり素の若さをぶつけて演じる、
観客としてはすごく納得させられそうです。

劇場が近場でもあり
みたい!と😍

衝動にかられましたが

平日の夕方6時の開演で
大阪市内のキタやミナミの便利な立地でなく郊外
となると、誰かさそってつきあってもらうのはむずかしく、
おまけに
ちょうど持病の花粉症全盛期(苦笑)で、
眼かゆかゆ涙ぼろぼろ、鼻ぐじゅぐじゅ(すみません)
で3時間もの観劇にたえられそうになく、
上演中に
しじゅう鼻をかみ、くしゃみくりかえして不快な音をたてていると
まわりのお客さんにも迷惑きわまりないだろう
と、涙をのみました。
(花粉症さえなければ、ひとり観劇もたのしめたと思うのですが😅。)


春休みの時期でもあり
観劇した学生さんも少なくなかったのかな?

よい学びになればと望みます😊。

どうかソフト化してほしい、
DVDかネット配信でも拝見したい・・・と希望するのみ😄😃。

 


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