昔話・いぬとねこ その2
昔話・「いぬとねこ」類話のヴァージョンで、『いぬとねことふしぎなたま』
別ヴァージョンの『竜宮城』が『しろいへび』になっています。
(白蛇は、金運
のシンボル。)
木のまたに挟まってくるしんでいたしろいへびをたすけたじいさま。
じいさまとばあさまがかわいがって介抱してやると、げんきになったしろへびは
ずんずん大きくなって・・・
大きくなりすぎたしろいへびは
ある日いなくなり、かわりに玉がころがっていた。
玉をなでるたび、金のつぶがぽろりとでてきて・・・
じいさまとばあさまはゆたかになり、
いぬとねこもごちそうをもらえるようになった。
しかし好事魔多し、
どこから評判がたったものか、ある日
どろぼうがふしぎな玉をぬすみだして・・・
「あの玉は、しろいへびのかたみだったのに・・・」
じいさまとばあさまのなげきに、決起するいぬとねこ。
協力してどろぼう宅をさがしだし、
玉をとりかえすためにどろぼう宅のねずみに指令をくだす。

「おい、おらにくわれたくなくば
このいえのどこかにあるふしぎなたまをさがしてもってこい」
首尾よく玉をとりもどしたいぬとねこは
じいさまとばあさまの家をめがけて一目散、
玉をくわえたねこを背負い川をわたるいぬ、
しかし、魚がはねるのをみたねこはつい、口をあけてしまい・・・
玉、水中に落下。
がっかりしたいぬとねこ、せめてじいさまとばあさまに
魚でも持って帰ってやりたいと、
漁の網からはねあがったおおきな魚を失敬。

2ひきの帰還をよろこび歓迎するじいさまとばあさま。
「おらたち、ふしぎなたまをみつけたども、
川のなかさ おとしてしまっただ」
「なんの、なんの、おまえたちさえ いてくれれば
それでええ・・・」
ひさしぶりのごちそう、みんなでいただこうと
じいさまが包丁で魚のはらをさくと、なんとあのふしぎな玉が・・・
めでたし、めでたし。
このヴァージョンの重要なポイントは、
じいさまとばあさまのしあわせイコール富ではないこと、
玉がぬすまれたとき、失った財をなげくのではなく
しろいへびのかたみがなくなったことをかなしみ、
財の還元ではなく
いぬとねこのぶじな帰宅を心よりよろこぶ、
かけがえない優しさ
にうたれます。
そんなじいさまとばあさまのためにがんばるいぬとねこ。
家族の絆、みんながなかよくしあわせにすごせること
こそが、最大の宝
だな
と、しみじみ。

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