« 2017年1月 | トップページ | 2017年3月 »

2017年2月

2017年2月27日 (月)

『ミス・サイゴン』

13920775_534618386742588_2231023217もう1か月以上たってしまいましたが、
東宝の『ミス・サイゴン』観に行く機会に恵まれました。

ミス・サイゴン---ウィキペディア

私たちが見た回では、ヒロインが笹本玲奈さん、
女衒の通称「エンジニア」がダイヤモンド☆ユカイさん、
クリスの妻エレンが知念里奈さん
という、豪華キャスト(それ以外のかたは芸能にうとくてわかりません、ごめんなさい)。

いうまでもなく
ステージと俳優さんの熱演、音楽は素晴らしかったです。

お父さん「お客は上品だが劇は下品だ(感心)」
(有名ミュージカルで、演劇ファンらしき年配の観客が多かった)

サイゴンの人気風俗店? が舞台で、
ベトナム戦争の惨禍で村を焼かれ帰るところを喪った少女キムが
生きんがために娼婦に身を落とすという設定から幕が開くので
やむをえないのですが・・・

実力のある役者さんたちが娼婦に扮し
目のやり場に困るようなあられもないコスチューム(ベティ・ペイジばり?)
で猥雑に歌い踊る、すごいプロ根性だなと感嘆
するとともに、

同じく悲恋や劇的な運命がテーマの舞台でも、
つねに清楚で上品で安心してみていられる宝塚歌劇はやはり偉大だなと思ったりしました。

お父さん「・・・なんで、キムさんは(自ら)死なないといけなかったのかなあ」

だってこれは「蝶々夫人」のお話なんだもの。
・・・やあね教養が無いって。

いまや伝説となった本田美奈子さんの当たり役。
ミュージカル史に燦然とかがやく名作なのですが・・・

みていると、初演1989年という新しさに驚きます。

それが本題ではないとはいえ
あからさまなアジア人蔑視と女性差別。

13900155_534618396742587_4593960493売春宿のナンバーワン娼婦のジジさんは
ねんごろになった米兵になんとかアメリカに連れて行ってくれと懇願して困らせる。

サイゴン陥落後、一党独裁で暗黒国家と化したベトナム、
一般の人々は圧政下を耐え忍びながら
自由の国・西側・大国アメリカへの憧憬をすてられない。

暗黒のベトナムと
アメリカン・ドリームの太陽のようなアメリカ。

元・売春宿経営者の「エンジニア」は、
アメリカ行きのビザを得んがために
キム母子をサポートするとみせかけて切り札に利用しつくそうとする。

(脱出先のバンコクでキムとともにキャバレーにやとわれ、
客引きをさぼるとオーナーに「混血野郎!」と罵倒され、
返す刀で(聞こえないように)「金欠野郎!」と毒づく。

「エンジニア」はフランスとの混血という設定
(仏領インドシナ時代の出生?)で、この人もまた「戦争の落とし子」だと痛感させられる、

「母親は娼婦で幼い俺は客引きをしていた~」

と自分語り、キム母子の今後とかさなって観客をぞっとさせる、上手い演出。)

なにより、キムにとって
越米ハーフのわが子・タムの唯一絶対の幸福は
父クリスの母国・アメリカに行くこと。

すでに信仰とでもいうべき悲願になっている。

世界最強のアメリカに
世界で唯一勝利した、アジアの小国ベトナム。

誇り高きベトナム人が
本作をみてどう感じるかは想像にかたくない
(逆に日本国内で「蝶々夫人」がくりかえし上演されてもよろこんでみにゆく日本人は
彼らからすれば理解できないかも)、

・・・ニューヨークで『ミス・サイゴン』初演の幕があがったとき

ベトナム系の市民が

「アオザイを着たベトナム人女性を娼婦のようにみるんじゃない」

「ベトナム人を見下すな」

とプラカードかかげてデモを行ったのも妥当に思えます。

(成美堂刊・「世界の衣生活」より)

・・・とはいえ、本作がミュージカルの本場ニューヨークやロンドンはじめ世界各地で、
アジア系の女優さんのスターへの登竜門になっているのも一面事実でしょう。

名作ミュージカルですが、どうも主人公のキムさんに感情移入できなかった、

「戦争で引き裂かれた愛」にも
「自分の命とひきかえにわが子を救った母」
ともうけとれず、私には駄目でした。

薄幸の身の上とはいえ
生きるために身体も売ると決意して入店したのに
初めての相手である客の米兵と結婚したと思い込んでしまい、
子を産んでけなげに彼が迎えに来てくれるのを待っている
(でもその間も身すぎ世すぎに女衒とともに娼婦稼業はつづけている)、

人民委員会幹部に出世したかつての婚約者が迎えに来ても
わが子を守るためという情状酌量があるにせよ
護身用に米兵にもらって隠し持っていたピストルで元婚約者を射殺して
女衒とバンコクに逃亡。
(人民委員会のおえらいさんを殺害したので逮捕されれば死罪?)

クリスのバンコク訪問をよろこび、ホテルまでおしかけるが
妻のエレンと鉢合わせして悲嘆にくれる。

このまま自分がいてはタムがアメリカで幸福にくらすことはかなわない
と思いつめ、ピストル自殺。

アメリカ人の純朴なアジア人への偏見?
ひかえめで一途で
アメリカ人男性にとってのみひたすら都合の良い女性、
娼婦稼業に身をおとしても純粋さをうしなわず
(といえばきこえがいいけれど、要するにプロ意識が無い、自分のポジションを理解していない)
自己犠牲に徹する悲運の女性
(彼女の自己本位で殺害されたもと婚約者の男はどうよ?
幼い子の目前で自殺ふくめて二回も人殺しして、一生のトラウマにならなきゃいいけど。
育てるべき子がいるのに自分だけさっさといなくなっちゃうのは無責任すぎない?)。

・・・元来頭がよわいうえに自己中心的な女性が無軌道に生きた悲劇の軌跡
といえなくもない、かも。

このあたり、帰還兵のPTSDに苦しむクリスを献身的に支え
キム母子の存在にショックをうけるものの
彼のもろさも弱さも理解したうえで
変わらぬ愛で包むエレンの器の大きさ、
ベトナムの悲惨な現実をも思いやる、
外見の美しさや愛情だけでなく頭もちゃんとある女性として
描かれているのと明らかな対比

(誇り高いベトナム人は怒るだろうなあ)。

お父さん「(実際には)ああはならんやろう。

・・・現実の話なら、キムは悲しんだ後で
自分たち親子の今後の堅実な生活のために、
できるだけたくさんとれるように
クリスとエレンさん夫婦に懸命に交渉するやろう

うん、たまにはいいことを言う

いのちをあげよう」と感動的なこと言いながら
幼い子を残してさっさと自殺するような無責任なセンチメンタリズムより、
そっちのほうが人としてずっとのぞましい
(それじゃドラマにならないといわれればそれまでだが)。

『マノン・レスコー』を題材に、
舞台を20世紀初頭の仏領インドシナ時代のベトナムにおきかえた
宝塚歌劇の『舞音 - MANON
も、機会あれば観たいですね。


人気ブログランキングへ


にほんブログ村

2017年2月23日 (木)

トップからボトムに。

1長年おせわになったユニクロのカットソー。
かるくて温かく着心地がよいので、セーターの下などにずいぶん着倒しました(笑)。

もう2、3枚同じシャツを買っておけばよかったな

2全体がよれよれになりカフスが擦り切れて穴があいてきたので、作り直しを思案。
えりとカフスをとって身頃とそでの縫い目を切って解体。

寸法の足りない分は、そで部分からとって接ぎ合わせました。
もっと身体をしぼらないとだめですね

3完成したのは、ひざ上丈の
ショートレギンス
のつもり。

ちょっと肌寒いときに、腰を冷やさないようにスカート下に着るのに
いいかなと思ったのですが、

もはやスカートじたい、めったに着なくなりました(苦笑)。

Photoつぶしたシャツ(笑)の代わりに、
ベロアの特価端切れでハイネックのシャツ。

クライ・ムキ先生の『​早縫いカットソーの服​』を参照しました。

最近のクライ・ムキ先生の本では
同じようなタートルネックでもパターンが洗練されて、より
おしゃれで着やすい服になっているみたいですね

4

動きやすく着ていてラクなカットソーは、何枚でもほしいです。


人気ブログランキングへ


ハンドメイド(洋服) ブログランキングへ


ハンドメイド(リメイク) ブログランキングへ


にほんブログ村


にほんブログ村

2017年2月19日 (日)

Tシャツからキャップ。

T着古してよれよれになったTシャツから、バンダナキャップふうに。

頭部や髪をぴったり包んでくれるバンダナ(てぬぐい?)キャップは
ガテン系のおにいさんや居酒屋の店員さんや海賊をイメージするいっぽう
バイクのヘルメット下の汗とりに、医療用帽子にと
なかなか応用範囲が広いですね。

薄地で伸びるTシャツ生地はぴったりの素材。

キャップの作り方も、ネットでたくさん載っていますが
今回は「こどもの帽子-こどもとおそろいでかぶりたいママの帽子も掲載」の本を参照しました。

こども用とされていますが
フリーサイズで後ろの結びかたで調整が利くので、おとなでもらくらくかぶれます

1・・・へたくそな折り紙の金魚とくらげ

・・・では、ありません(笑)。

左のシャツはイラスト部分をいかしたつもり、

右のストライプのロングシャツはバイアスに裁断したのでフィット感良し。

3この製図はT字型で、ぜんぶ直線裁ちの直線縫いなのですが
完成するとすっぽりとヘッドになじみます。

ソーイングの奥の深さに、あらためて脱帽。


4いちばん下の結ばないキャップは
ロングシャツの余ったすそ部分を使いました。

つくりかたはこちらの記事を参考にさせていただきました

(仕上がりはちょっとちがうかもしれませんが・・・)。



ふだんの家事やそうじ、
庭仕事や落ち葉はきにばりばり活躍してくれそう
・・・と思いながらリメイク完了(苦笑)したうれしさで、ぷらぷらしているだけなのですが(爆)。



人気ブログランキングへ


ハンドメイド(リメイク) ブログランキングへ


にほんブログ村

2017年2月17日 (金)

ありがとうディック・ブルーナさん。

Photo_2ピーターラビットとならんで世界一有名なうさぎ、
ミッフィーちゃんの生みの親・ディック・ブルーナさんが天国へ旅立たれました。

これ以上ないほどのシンプルな線と色の構成、
誰にでも描けそうでいながらブルーナさん以外描けない
明快なオリジナリティー。

ミッフィーちゃんふくめキャラクターに託した
こどもたちの日常を優しく見守る眼差し。

もう10数年昔になるので、むしろびっくりするのですが、
2002年放映のNHK『未来への教室「ディック・ブルーナ 幸せを運ぶ絵本」』
は、もういちどみたいなあ。再放送してほしいです。

この番組をみて、絵本から伝わるとおりの
かざらないあたたかな人柄に、いっそうブルーナさんのファンになりました

どうか安らかに。
天国でもやはり笑顔で作品制作なさっているのかなとイメージします。

たくさんの夢と希望を、ありがとうございました。

ミッフィー作者「ディック・ブルーナ」のスゴ過ぎるこだわり


人気ブログランキングへ


本・書籍 ブログランキングへ


にほんブログ村

2017年2月15日 (水)

あまりに劇的な悲劇。

Photo
世界をかけめぐった暗殺のニュース

報道は過熱するもなにがなんだか不可解なことばかりで・・・
実行犯とされるのが国籍の異なる(インドネシアとベトナム?)
二十代の若い女性ふたり(「ネットアイドル」を自称?)
で、

白昼堂々、空港のような人の多い場所で猛毒を使ったり、
あまりに足のつきやすい行動は理解を越えます。
と同時に、わが国の常識にあてはまらない不可解な危険が
存外近くにひそんでいる(世界主要都市の空港なら、いつ誰がいてもおかしくない)
らしき怖さもあります。

春秋戦国時代や中世の絶対王権制社会でもない(と一般には思われている)
21世紀現代にこんなことがあるとは。
国家権力たる王位をめぐる異母兄弟の勢力対立と粛清??

不謹慎ですが、映画化されるでしょうか。
所謂専制君主の長子として生まれたがための数奇な運命と早すぎる最期。
この人の生涯で本当に幸せな時期ってあったのでしょうか。

やんごとなき生まれや身分でもなく、
名も無く貧しいながらもふつうに暮らせて
のんびりネットやテレビをみていられるのは
ものすごく幸せなことだなと実感します。

youtubeに動画が上がっていました。
洪 吉童』は朝鮮半島の伝説的英雄にして義賊(いわばロビン・フッドのような存在?)
で、現在まで多数ドラマ・劇画化されている人気者だそうです。

1986年の北朝鮮映画、『快傑 洪吉童』。
なぜか敵役は日本の忍者(倭寇??)という、痛快娯楽活劇。

名家に生まれながら、妾腹ゆえに身分差別をうけるやりきれなさに
家を出た洪吉童は、果心居士のような謎の老人に弟子入りして道術や剣術を身につけ、やがて貧しい人々を助ける義賊となり、

敵の忍者集団を成敗して朝廷からも一目置かれるものの・・・
婢女を母とする庶子の洪吉童は、相思相愛の貴族の娘と結ばれることはかなわず
(身分制度による貴賤婚の禁止)、

彼につきしたがう仲間や恋人とともに
ついに故国を出てあてのない旅にでる。
(身分や格差のない平和なユートピアをもとめて)
船が海上をすすんでゆくところで終幕。

母ちがいのきょうだい、国を出て海外をさまよう・・・
奇しくもどこかリアルに重なるようです。
本作では洪吉童の腹違いのお兄さんが弟思いで、
さいごまで兄弟仲がよかったのは救いでしたが、
現実のほうがやはり酷薄なのでしょうか。

映画は『プルガサリ』とならぶ名エンターテイメントだと思いました。


人気ブログランキングへ


にほんブログ村

2017年2月13日 (月)

ハッピーバレンタイン。

フェアで華やぐバレンタイン特設コーナー

みているだけで楽しくて、こちらも心浮きたちます

賽銭箱付き紙幣パッケージチョコ?

とおみくじふうチョコボックス、

『風水』『神社』ブームにあやかったのでしょうか。

商才のアイディアは尽きないですね。

御利益がありますように


人気ブログランキングへ

にほんブログ村 ハンドメイドブログへ
にほんブログ村

2017年2月11日 (土)

こんな夢をみた。

たわいない夢のはなしなのですが・・・

大判のポスターに、

歌舞伎の決めポーズがアップで写実的に描かれていて

(インパクトあるくまどりで赤と白のコントラストが強烈だったので

『鏡獅子』? 『連獅子』?)

さらにそのまわりにお芝居の名場面がファンシーなイラストで

ちりばめられている

(曽根崎心中や忠臣蔵や義経千本桜?)、

・・・なぜか私が、

ひとけのないホールか大教室のようなところで、

そのポスターを

(誰か来場してくる前に貼らなくては)

とそわそわしている、というもの

・・・建国記念日だったので

伝統芸能や紅白のイメージがでてくるのは良い暗示、かも。

吉夢だといいなあ

・・・その翌晩は、

夢のなかで茫漠としたひび割れた土地がはてしなく広がっていて、

お父さんがシャベルで乾きひび割れた地面をほると

石油・・・

どころではなくどぶねずみがうじゃうじゃでてきて

ギャッとなったところで

目がさめました。やれやれ。



人気ブログランキングへ


にほんブログ村

2017年2月 9日 (木)

通勤用シャツのリメイク・布団シーツ。

6なんでしょう?


お父さんの縮んで着れなくなった通勤用シャツのたまったのを
四角いカットクロスにして

どんどん接いで・・・

1_2ファスナーをつけたところです。
ここをクリアすればあとはかんたんです。

2_2
タテヨコが必要な長さになるまで四角いハギレをつないでゆきます。

3_2縫いずれしないように気を付けて、ミシンでカタカタ。

4_2


完成しました!

いささかむさくるしいですが(笑)
ワイシャツを四角つなぎにした敷き布団シーツです。

たぶん素材の生地は、ほぼいっしょだと思います

5_2・・・のべ10枚ほどのシャツをつないでいます。
時間はかかりましたが、不要のシャツをかなり消費できました(笑)。

またたまってきたら、次は夏のかけぶとん用シーツにしようかな?

この作り直し(笑)、とにかく場所をとるので・・・
これからしばらくは、片手だけの範囲で足りるような、
ちまちました(笑)手仕事を楽しみたいです。


人気ブログランキングへ


ハンドメイド(リメイク) ブログランキングへ


にほんブログ村

にほんブログ村 ハンドメイドブログ リメイクへ
にほんブログ村

2017年2月 7日 (火)

かさのエコバッグ。

1ずっと前にほどいたこわれた傘の布、
やっと手さげになりました。



2
互い違いに三角形パーツを縫い合わせるので
こんなふうに一定方向の柄だと天地が逆転していますね。


4
2枚布を重ねて縫込みペタンコバッグのサイドポケットに。

3作り方は同じでも、元のかさ布のパーツによってバッグのサイズがかわってきます。

エコバッグは軽くてかさばらず、小さく折りたためばハンドバッグにも入るので携行用にとてもべんり。

お手持ちのきれいなプリントの傘がこわれたら、
すてるまえにぜひ布をはずして作り変えるリメイクを考えてみてください。

5
エコバッグとエプロン(サイドポケット付き)。
どちらもかさ1本ぶんの布から作れます。

元型を丸ごとつかってほぼ余りのでないエコリメイク(笑)。






ハンドメイド(リメイク) ブログランキングへ

にほんブログ村 ハンドメイドブログ リメイクへ
にほんブログ村

2017年2月 5日 (日)

すてるまえに。

Photo_2寒い時期に風邪予防に家でやくにんじんケーキ
は、牛乳パックの型でつくります。

1000mlの牛乳パックの1辺を切り取り
切りはしをガムテープではってふさげば
パウンドケーキの型にぴったりです。

オーブン料理だと、同様にミートローフをやくにも重宝。
焼きあがったら、型をやぶいて取り出します。


人気ブログランキングへ


ハンドメイド(リメイク) ブログランキングへ

にほんブログ村 ハンドメイドブログへ
にほんブログ村


にほんブログ村

2017年2月 4日 (土)

帰天 

Photo中曽根政権下で文化庁長官つとめた作家の三浦朱門さんがお亡くなりになりました。
91歳。
『第三の新人』と謳われた同世代のみなさま、

遠藤周作先生、安岡章太郎先生、北杜夫先生たちと
いまは天国で再会してにぎやかに談笑なさっておられるでしょうか。

才色兼備の女流作家で賢夫人の曽野綾子さんとは
おしどり夫婦で知られていらっしゃいましたが、
才媛の曽野さんも30代の若いころに長期間うつ病で苦しんだり、
50代には眼病手術もあったりして
華やかな活躍のかげに、温和でスケールの大きなご夫君の支えは多大なものだったろうと察します。

現在のように高齢少子化、高齢者介護が大きな社会問題になる以前の
1980年代に「家族」と「老い」や「生」をあたたかく究明した新聞連載エッセイ
『四世同堂』は好著でしたね。

その朱門さんご自身が、近年は要介護になられ、
老々介護の当事者となられた曽野綾子さんのご苦労もなみたいていではなかったと思います
(立ち読みレベルなのですが、床につく時間の長くなった朱門さんのためにあまり外出せず在宅している奥様を気づかって、『君もたまには取材旅行にいっておいで』とすすめる夫君の優しさ)。

曽野綾子独占手記 夫・三浦朱門を自宅で介護することになって

もちろん社会的にも経済的にも一般人とは比較するべくもない恵まれた境遇に
いらっしゃるとは思いますが、

すでに文学的同志やパートナーを越えてお互いに自分の半身のような存在ですから
のこされる側のかなしみやつらさもいかんともしがたい事でしょう。

曽野綾子さんは学生時代に同じ文学グループで朱門さんと出会い、
卒業するかしないかの早い時期にご結婚されたので、結婚歳月はすでに60数年。
なんともうらやましいです(私ですら、その半分の30年にもまだとどかない(^^;))。

雑誌で若き日のご夫妻の写真を拝見したことがありますが、
映画のワンシーンのような、ためいきがでるようなお似合いの美男美女でしたね。

曽野綾子さんの『太郎物語』を下敷きにしたNHKドラマ『太郎の青春』では
ご夫妻がモデル
の主人公の両親
を長門裕之さんと岸田今日子さんが演じておられました。

どうか安らかに、
そして糟糠の奥様を天国から見守ってくださいますように。


人気ブログランキングへ


本・書籍 ブログランキングへ


にほんブログ村

2017年2月 3日 (金)

通勤用シャツのリメイク・ふだんづかいのエプロン。

以前、たまねぎ染めしてチュニックふうを作ったシャツの余り布。

4半袖シャツ1枚と長袖の袖4本が残りました。

5半袖シャツはえりとそでをとり、
えりぐり・そでぐりを大きめにてきとうにくりぬいて
裏返しに着れば、そでなしスモックエプロンに。

3
幼稚園スモックふう?
取ったそでの1枚からおなかのポケット、
もう1枚でえり・そでぐりをくるむバイアステープをとりました。

くりが深いので後ろボタンをさわらなくても
がばっとかぶって脱ぎ着でき、
もとはお父さんの通勤用カッターシャツなので
かさばるセーターの上から着てもらくらく。

でもスモックふうエプロンだと、やはり袖付きがいいかなと。
下に着る服をすっぽりおおって汚れを気にしなくてすむし、
どんなみすぼらしい恰好(爆)もカバーしてくれるうえに
季節の変わり目のちょっと肌寒い時期にも便利、だったりして。

2ミニエプロンは、カフスをとった長袖2枚を切り開いて接ぎ合わせたもの。
もとの袖のタックとたんざくあきはそのままで、アクセント(笑)。

残りの袖2枚で結びひもをとりました。
すそのカーブが元のそでやま。

元のタックとそでやまのラインがうまくフレアーになって身体の動きになじみ、
ふしぎにとても作業しやすいエプロンになります。

6
両端には元のシャツの胸ポケットを外してつけました。

5_2エプロンのベルト部分は元のシャツの前立てをつかっているので、
ボタンホールが残っています。

このボタンホールも、次につくるときは
もっと生かして取り外し可能な胸当てをつけるとか、

くふうの楽しみが広がるのがリメイクのよさでしょうか。

1チェックやストライプのない白シャツで、
メイドふうフリフリエプロンもチャレンジしてみたいです
(家の人間は誰も着ませんが・・・)。






人気ブログランキングへ


ハンドメイド(リメイク) ブログランキングへ


にほんブログ村


にほんブログ村

2017年2月 1日 (水)

闘う美神。

2017jd202192月19日、JD20周年の同窓会的?に

ジャガー横田選手メインの女子プロレス興行が大阪・世界館で開催されるようです。

詳細は、こちら

これは・・・観たいなあ。すごい豪華な顔ぶれ。

メンバーもですが、とくにジャガーさん。
まさしく「生けるレジェンド」、大ベテランにして女子プロレス界の神話的存在
でしょうか。

私生活では大学教授兼任するエリート医師の奥様で、
かわいいお子さんもいて、
しかも何不自由ない立場に甘んじることなく、
つねに現役アスリートとして前進しつづける、眩しい存在感。

おいくつになっても
と失礼な言い方するまでもなく(ごめんなさい)、
年を重ねるごとにますます美しく輝きをます
現代の女神。

中高年女性の希望の星ですね。

もちろんまるでおよぶべくもありませんが、
生涯現役をまい進するジャガーさんは尊敬し憧れるかたのおひとりです。
(じつは、残念ながらまだ『生』でリングのジャガーさんを拝見したことがないのですが)

・・・ところで意外な場所で意外な接点というのか、
ビオレUのCMで五郎丸選手と共演しているボクはジャガーさんの息子さんだそうです。

夫君の木下先生のブログに載っているところから、まちがいないようで。

ママ似ですね。
かわいいなあ

ご両親のDNAをうけついだら、凄い万能のイケメンに成長されるかも、
とても楽しみですね。

愛するご家族のためにも
お身体だけは気を付けて、これからも末永い
ジャガーさんの活躍に期待しています


人気ブログランキングへ

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

« 2017年1月 | トップページ | 2017年3月 »

2025年5月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
無料ブログはココログ

にほんブログ村