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2024年1月31日 (水)

思い出せば、せつない。

全国指名手配されて
逃亡半世紀のすえに
亡くなった元テロリストらしき人物、

身元証明できないので口座も持てず
生活保護もうけられなかったのですね。

真相明かすことなく

偽名で正体を隠し通す潜伏生活・・・

この人とケースはちがうのでしょうが、
久しぶりに
『カリスマ主婦』の山崎えり子さん
を思い出しました。

節約本の著者・山崎えり子にびっくり・・・!!

山崎えり子

大昔(笑)の拙日記より。
ベストセラーの闇(駄)。

2005年に『カリスマ主婦』逮捕
の第一報きいたときは、てっきり「脱税かな?」と思いました(失礼)。

結局、なんだったのか真相はわからず・・・

20243_20240203114301 20244_20240203114301 2006年婦人公論7月22日号
に掲載されたご本人の手記でも、
指名手配犯と決めつけられた警察の誤認逮捕で人権侵害されたこと、
頼る親もない不遇な境遇で薬物依存の親戚に搾取されたり
本を出版してからも反社組織の人物に嫌がらせされたと
ご自身の不幸は縷々と述べておられるにもかかわらず
なぜ身元を隠すために戸籍まで偽装せねばならなかったのか
という核心にはいっさいふれておられませんね。

相当なタブー
(えり子さん個人の問題というより、マスコミが隠蔽する社会の闇部分に抵触?)
があるのではとうたがってしまいます。

想像の域を出ませんが、
親の代からの密入国者で
親戚も皆、非合法な手段で戸籍を手にいれたりいれなかったり
とか???

・・・ともかく、逮捕されるまで
私、このかたのファンでした。

簡素で無駄なく物を使いきり生かしきる、美しい暮らし。

彼女が元祖ではなく、ルーツは戦前の主婦雑誌から
21世紀現在の『婦人の友』や『暮しの手帖』まで、脈々と
受け継がれている感じです。

『公務員の仕事でドイツと日本を数年往復して
ドイツ人のシンプルでむだのない生活に感銘うけた』
のがうりでしたが、

経歴はすべて嘘で
海外渡航したことは無く
とうぜんドイツと無関係だそうで、
にもかかわらず
(さすが、ドイツ仕込み)
と読者を納得させる文章力、ハイスペックには
脱帽せざるをえません
が・・・

202412 わが愛読書(笑)、
『山崎えり子のシンプル節約生活へようこそ。』(2005年・主婦の友社)

『あなたも家事上手に』〈1〉~〈3〉(1983~86年・婦人之友社)

202410 202411 家族でドイツに数年駐在した
『友の会』会員と思われるかたの記事が掲載されています。

キーワード『ドイツ』がどこから出てきたのかと思ったら、
このあたりからパクったのでしょうか
20248_20240203114401 (そのほかの、食材をむだにせず美味しく使い切るくふう
や、厳選した道具を機能的につかいこなすテクも)。

私、この『​シンプル節約生活へようこそ​』
は大好きで、いまも愛読しています。

20247_20240203114401最高級品にかこまれたゴージャスなセレブリティライフ
ではなく、
ふるくからある「良いもの」を実生活で役に立てながら
センス良く、すっきりと心地よいスタイル。

20245_20240203114501 20246_20240203114401 彼女の『愛用品』、どれも素敵なのですが
エシカルでサステナブル、
ハイクオリティーでハイセンスなライフスタイル
を体現するために

(実家からもらってきた~)
(母からゆずりうけた~)

と称して
わざわざ
古物商やネットオークションで
それらしき中古の逸品をコレクターしたのかと
想像すると、なんだか悲しくなります。

火鉢や柱時計はともかく、
いまもつかえる昭和中期のナショナル電気炊飯器
なんて、どこでいくらで手に入れたのでしょう
(保温機能付きの現在の炊飯器のほうが、ずっと割安だったりして?)。

余談ですが、
『愛用品』中に
『母(または祖母)愛用の足踏みミシン』
が入っていないのは、ちょっと残念でした(まったくよけいなおせわなのですが💦)。

ハイブランドではないけれど
愛用している年代物の上質な食器リストアップ
(は、もしや向田邦子さんのパクり?)
されているので、彼女は、やはり
『被服』より『食物』『栄養』系の人なのかなと。

もし逮捕がなければ、いずれ
『母愛用のミシン』
(シンガーミシンなら戦前のスコットランド製ではなく、
さりげなく(笑)戦後の国産191Uあたり、
またはジャノメやブラザー、三菱やリッカー等の国産品、
ただし黒ミシンにかぎると想像)
も登場したでしょうか、見たかった。

富裕層(実際の彼女は当時まちがいなく富裕層だったと思いますが)
でない、ごくふつうの(いわばアッパーマス?)
つつましやかな、
けれどもほんとうに自分のすきなものにだけかこまれた
品の良い暮らし
が、正体を偽って生きる彼女の
理想形だったのでしょうか。

彼女の片棒かついだ
(同情的な表現すれば、彼女に運命狂わされた?)
内縁の夫さんは、現在どうしているのでしょう
(えり子さんの著書によれば、高専の先生で、事故で足が不自由)。


O0640064014061175405 うちの主人は
「俺はカーチャンの正体を知ってる、
わが家のトップシークレットだぞ」
とわけ知り顔に申しますが😅、

なにはなくとも
「隠し事の無いごくふつうの平和な日常」
こそ、ありがたく清々しいことを痛感させられます。

山崎えり子さんが現在
どこでどうなさっているかはわかりませんが
(彼女がおっしゃることが正しいならば、今年還暦)
どうかお元気で
平和におだやかに生活しておられることをねがうのみ。


追記、

20241_20240203114301 『ゆうゆう』2005年12月号より
えり子さんの自宅突撃インタビューにて

掲載されているセイコーの置時計、

(見出し)ドイツ人の生活にならって
ものを大切にする生活を実践

「私が生まれたとき、両親が出産祝いのお返しにした時計です。
現代のものにはないツヤや重みが気に入ってます」
・・・との、えり子さん談。

同じ時計・・・わが家にあります!!😂😂🤣🤣

202413 1985年ごろ、
なき父がお祝い事に招待されて
結婚式の引き出物に戴いたものです。

げらげら😆😄。

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