お金持ちなのにけち・・・藤屋市兵衛さんをめぐって。
井原西鶴の『日本永代蔵』中の傑作・『世界の借家大将』。
私どもの時代には、高校の国語の教科書にも載っておりました。
主人公の藤市さんこと藤屋市兵衛さんは、
実在した京都の商人で分限者、
現代に換算すると資産約30億円の超富裕層
ながら、生活や考え方は合理的で倹約家。
西鶴の軽妙な筆は、落語的なオチで可笑し味
をさそいますが、
こちらをみて、
実在の藤市さんの背景を知りたくなり
閲覧したいなと思っておりましたら、
はてなブログさまで
仔細に解説してくださっている記事を発見!
やはり、ネットはべんり😍。
シリーズ終わりのほうに
西鶴の小説とはべつの資料が引用されており
ひじょうに興味深く拝見しました。
【8】藤屋市兵衛~『町人考見録』より
【9】藤屋市兵衛~『町人考見録』より
商家としての藤屋市兵衛さんは三代つづいたのですが、
三代目が
お祖父さんやお父さんと異なり浪費家で派手好き、
時勢をよみきれず
大名貸しで借財踏み倒しにあって零落してしまったようです。
(文字通りの『「売り家」と唐様で書く三代目』😓?)
西鶴が主人公にとりあげているのは
もちろん、
怜悧な初代の藤市さんでしょう。
ただし『町人考見録』を拝見するかぎり
藤市さんは才覚があり合理的で質素倹約家
とはあるものの
ギャグになるほどのケチは
『日本永代蔵』はじめ当時の風評におひれがついたオチ
なのでは・・・という気分になります😵💫。
【10】藤屋市兵衛~『古今犬著聞集』より
はてなブログのかたは、
西鶴の小説に登場する藤市さんの娘さんのその後
・・・と紹介しておられますが
これは・・・ひどい😱😱。
・・・というか、西鶴の作品に出てくる娘さんと
明らかに設定が異なりますね😓。
約30億円の資産をもつ大金持ちなのに
吝嗇のあまりに
一人娘を下女奉公に出し、
娘は絶望のあまり30代で自死!??
それでもふびんにも思わなかった!???
人情のかけらもない金銭の亡者をこきおろす書きぶり😵💫、
西鶴と読みくらべると、
着眼点のちがい、
(風刺はあっても)肯定的にみるのと
否定的にみるのでは
同じ物事でもすごい差がつくのがわかります😅。
そして西鶴のエンタメの上手さ
が引き立ちますね💓。
お金持ちには絶対なれません(苦笑)が、
藤市さんの真似もできませんが(笑)、
あるものをたいせつにする
合理精神は、見習いたいです😄。![]()
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